歯舞群島、色丹島、国後および択捉島の北方領土は、日本人によって開拓され、日本人が住みつづけた島々でしたが、1945年(昭和20年) 8月の第二次世界大戦終了直後である8月28日から9月5日までの間に、ソ連軍により北方四島のすべてが不法に占拠され、日本人の住めない島々となりました。

 北方四島は、歴史的にみても、一度も外国の領土になったことがない我が国固有の領土であり、また、国際的諸取決めからみても、我が国に帰属すべき領土であることは疑う余地もありません。

 北方領土問題とは、先の大戦後、70年以上が経過した今も、なお、ロシアの不法占拠の下に置かれている我が国固有の領土である北方四島の返還を一日も早く実現するという、まさに国家の主権にかかわる重大な課題です。

 北方領土返還の実現に向けて、全国で本県と同様に幅広くねばり強い返還要求運動が実施されています。

 北方領土の返還は国民すべての願いであり、滋賀県民一人ひとりの願いでもあります。